DIY好きの秘密基地
GASAKIBASEは決して内装業、製造業の分野において「プロ」ではありません。ましてや万人受けする洗練されたデザインの物も作れません。ただ、機能性や耐久性なんかを一旦置いといて、「カッコいいんじゃないか?」と自分たちで思った事を形にしていってます。
俗に言うDIYと呼ばれる世界の中で僕らの作ったパーツなんか気に入って使ってくれたり、面白いねって言ってくれる、そんな仲間たちに支えられて今日を迎えてます。
DIYとして進めていく以上は、僕たちBASEスタッフもお客さんもプロではなく素人なんです。だから、子供みたいな自慢話や失敗談が飛び交うようなDIY好きの秘密基地。
楽しめなきゃ負け!
基本的には「楽しむ」という事をコンセプトにしてます。
たとえばBASEで販売してる釘なんかはホームセンターで買えるものがほとんどなんですね、ただ、ピカピカの釘じゃ面白くないんで劣化させてるんです、釘としての能力は少なくとも減少しているはずです、僕らの手を加えて劣化させるんですから、人件費が乗っかって販売価格も上がります、普通の釘より能力が低いものを、値段はちょっと高く売るんです。物理的に面白いですよね!全然儲からないですけど(笑)。
廃棄物や、不用品をリメイクしたりもするんですが、その家具や廃棄物がBASEにたどり着くまでの歴史や過程、これから生まれ変わって新しい持ち主との出会いや歴史、想像するだけで面白いですね!グシャッとつぶされて終わりの運命だったんですから、さらに結果的にECOと結びつくなら、なおさら面白いです。こんな感じに、楽しみながら物を作っていく事で継続的に活動していけたらと思ってます。
人間らしさを取り戻す
今、すごく便利な世の中になったと世間では言われてるけど、果たして本当にそうなのか?
という事を日々思います。この「便利さ」のおかげで失ってしまったもの、逆に手に入れたもの、どっちが重いのって聞かれたら正直わかんないですよね。例えば恋人同士、メールで「愛してるよ?」なんて送られてきて、自分て愛されてるなー、なんて思ってたら大間違いなんて話、そこらじゅうに転がってますよね。でも愛してるって普段言ってくれないような人でも、自分の為に時間と労力を使って椅子でも机でもアクセサリーでも何でもいいから作ってくれたとして、そこには紛れもなく、時間と労力という真実が添えられている。
その愛の重さの違いなんて比べ物にならないですよ。相手がどう思うかは別問題ですけどね、ブランドものの方が良かった。。。とかね(笑) ちょっと話は脱線気味だけど、まずはDIYってものが人と人とのコミニケーションのツールの一つとして広まっていけばいいなって思うんですね。例えばパパ、ママ、子供で壁を一緒に塗り替えてパパ一番へたくそ!とか最高ですよね(笑)!どんだけ不細工な壁に仕上がっても一緒に取り組んだ思い出はずっと残りますよ。極端に言えば、安い業者を探して頼んで、仕上がりに文句つける姿と、へたくそでも一生懸命な姿を見せるのとどっちが自分や家族にとって良いんだろうか、、、みたいなね!少なくとも僕は後者の方がよっぽど人間らしいと思うし、僕の目には素敵に映る。便利さも使い方次第で、多くの事を失う恐れがあると思う。DIYパーツと一緒に思い出を売っていけるような存在になる、それが第一の夢ですかね☆